ワンセグの受信料支払いをめぐる問題について、NHK会長の籾井勝人氏が「受信料をいただくことを主張していきたい」とコメントした。
籾井氏は、9月8日に開催された定例会見において「控訴したとおり、ワンセグ付き携帯電話についても受信料をお支払いただくことを主張していきたい。東京高等裁判所でどういう判断になるのか、その結果として次のステップが決まってくると思う」とした。
これは、ワンセグ付き携帯電話を所有する人はNHKの受信料契約を結ぶ必要があるのかを争った裁判を受けて発言したもの。さいたま地方裁判所が8月に契約の義務はない、との判決を下したが、NHKは控訴する姿勢を見せていた。総務大臣の高市早苗氏も9月2日に、ワンセグは受信料支払いの対象であるとの見解を示している。
一方で、総務省がNHKに対し、ワンセグ受信契約の調査を要請したとの報道もあり、情勢は揺れ動いている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」