NHKは、9月8日に開始するリオデジャネイロオリンピックでの放送概要を発表した。開会式や閉会式を8Kで生中継するほか、4Kのネット配信などを実施する。これは7月7日に開催された定例記者会見で会長の籾井勝人氏明らかにしたもの。
NHKでは8月に衛星放送でスーパーハイビジョンの試験放送を開始。リオデジャネイロオリンピックについても一部競技中継を、8K映像を4Kに変換した上で、配信する。
試験放送で放送する一部競技のライブストリーミングや競技のハイライトをハイブリッドキャスト、試験放送の中で放送済みの注目競技のハイライトや総集編、開会式のハイライトをNHKオンデマンドで配信するとのことだ。
NTTぷららでは、NHKが実施する4Kネット配信について、8月5日に対応することを表明しており、映像配信サービス「ひかりTV」のユーザーに4K画質の映像を配信するとのこと。ひかりTV対応チューナ「ST-3400」を利用し、基本サービスを利用できるプランに契約している必要がある。視聴は無料。また、NHKオンデマンドを通じて配信する4K-VODについても提供するとしている。
一方、開会式と閉会式、競泳、陸上、柔道、バスケットボール、サッカー(男子決勝のみ)の5競技を8Kによるパブリックビューイングで視聴できる環境を整える。8Kモニタは東京「NHK放送博物館」「NHKみんなのひろばふれあいホール」「NHK放送技術研究所」「丸ビル」「パナソニックセンター東京」、大阪「グランフロント大阪 ナレッジシアター」の計6カ所に配置する。
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