自動運転車と一口に言っても、完全に自律走行できる自動運転車と、何らかの状況で人間の介在を必要とする半自動運転車に分けられる。
後者は、人間が危険回避のために常に状況を注視し、必要に応じてハンドルやブレーキを操作するよう求めているタイプが多い。ところが、油断して半自動運転車に運転を任せきりにする人がいるようだ。
State Farmの実施した調査から、こうした半自動運転車で走行中に、食事、スマートフォンのメール操作、写真撮影、映画鑑賞などをする人が大勢いると判明した。
半自動運転車の車内で「実行する可能性が高い行為」について質問したところ、48%が「食事」、45%が「メールを読む」、43%が「メール送信」、36%が「写真撮影」「インターネットアクセス」と答えた。行為別の「実行する可能性が高い」と答えた人の割合は以下のとおり。
逆に、これらの行為を「どのような状況でも実行しない」と回答した人は、「食事」が11%、「メールを読む」が22%、「メール送信」が23%、「写真撮影」が25%、「インターネットアクセス」が27%にとどまった。どうやら半自動運転車は、注意散漫でいざという時に回避行動などを取れない人を乗せているらしい。
各行為について「実行する可能性が高い」と答えた人の割合を年代別、男女別で見ると、いずれの行為も「若年層」(18歳から24歳)と女性の方が高かった。
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