2つのドライバが鳴らす“超低音”機も--デノン、7年ぶりにイヤホンモデルチェンジ

加納恵 (編集部)2016年08月30日 08時30分
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 ディーアンドエムホールディングは8月29日、デノンブランドからイヤホンの新製品を発表した。2009年に発売した「AT-C710」をベースに、正統進化型の「AH-C720」(想定税別価格:1万5000円前後)、iOS対応のリモコンを備えた「AH-C620」(同:1万円前後)、最上位機の「AH-C820」(同:2万2000円前後)の3モデルをそろえる。

 デノンは2010年に創立100周年を迎えた老舗のオーディオブランド。ヘッドホンは1966年に第1弾モデルを発売しており、2016年はヘッドホン発売から50周年となる。

 入れ替わりの激しいヘッドホン市場において、息の長いモデルを数多く持つブランドとしても知られ、新モデルは約7年ぶりのモデルチェンジになる。全機種ハイレゾ対応で、11.5mmのダイナミック型ドライバを搭載。シリコン製のイヤーピースに加え、コンプライ製のイヤピースを標準装備する。

  • 「AH-C820」

  • 「AH-C720」

  • 「AH-C620」


ディーアンドエムホールディングス取締役の中川圭史氏

 最上位機となるC820は、11.5mmのダイナミックドライバを2つずつ備えた「ダブル・エアーコンプレッション・ドライバ」を搭載。ドライバ同士を対向に配置することで、振動板面積を従来の2倍へと拡大し、量感と超低域再生までを実現する。

 2つのドライバにはそれぞれ専用のケーブルをダイレクトに接続する「デュアル・ダイレクトケーブル」を実現。相互干渉を押さえることで、クリアな音質を再生できる。再生周波数特性は4Hz~40kHz。ボディはダルミダイキャストとABS樹脂を用いたハイブリッド構造にすることで、透明感の高いサウンドを実現する。

 C720は、ダイナミック型のスタンダードモデル。アルミダイキャストとABS樹脂を用いたハイブリッド構造のボディを採用し、ドライバの前後の音圧バランスを調整する「アコースティック・オプティマイザー」を搭載する。ボディ内部にはケーブルの弾性素材で支えることにより、タッチノイズの伝わりを軽減する「ラジアル・カスケード・ダンパー」を使用している。周波数特性は5Hz~40kHz。

 C620Rは、iOS対応のマイク付きリモコンを搭載し、手元でのボリューム調整や再生、ハンズフリー通話に対応する。ドライバはC720と同様で、全帯域に渡っての高解像度サウンドを実現する。再生周波数特性は5Hz~40kHz。

 全機種ともにボディをきっちり収められ、ケーブルを巻きつけて保存できる独自のキャリングケースを付属。使い勝手にもこだわっている。

 発表会では、1967年に発売したヘッドホン「SH-21」が展示されるなど、ヘッドホン発売50周年にふさわしい内容となっていた。ディーアンドエムホールディングス取締役の中川圭史氏は「当時の型番になっている『SH』はステレオヘッドホンのイニシャルを取ったものではないかと思う。過去モデルでも平面コイル振動板搭載モデルなど、トレンドをいち早く取り入れたヘッドホンを発売してきた。2016年は発売50周年を迎え、新技術を投入。新ラインアップ展開や関連企画などを実施していく」と今後の動きについて話した。

 会場では、スポーツ用ヘッドホンの新モデル「AH-C160W」を参考出品していたほか、「AH-D7100」の後継機となるヘッドホン「AH-D7200」を展示。D7200は12月の発売を予定しており、価格は未定としていた。

  • 1967年に発売したヘッドホン「SH-21」

  • 参考出品「AH-C160W」

  • 12月発売予定の「AH-D7200」

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