BearTailは8月29日、経費精算システム「Dr.経費精算タイムスタンプ版」の申し込みを開始すると発表した。領収書保管に関する規制緩和要件に対応する経費精算システムが利用可能となる。
税制改正に伴い、スキャナ保存制度(電子帳簿保存法)が大きく緩和され、要件を満たすことでスマートフォンのカメラを利用して領収書を撮影し、電子化したデータにタイムスタンプを押すことで電子保管が可能となる。最短で2016年9月30日に所轄税務署長へ申請することで、2017年1月1日から領収書の紙の原本を電子データで代用し、紙は破棄できるようになる。
これにより、経費精算にかかる紙の領収書の経費データ手入力、糊付け、郵送、保管といった一連のコストの大幅削減が見込まれており、企業の生産性を大きく向上させることが期待されている。
タイムスタンプ版は、Dr.経費精算コーポレートプランを基本的なシステムとした上で、タイムスタンプ機能を付与したバージョン。Dr.経費精算は、2000人のオペレーターによる領収書入力代行機能が標準搭載されていることから、領収書画像の見読性のチェックと、領収書受取後からの経過日数をフローの中で自動的に確認するという。
また、領収書画像にはタイムスタンプを即時に付与し、領収書データの真実性を保証する。なお、タイムスタンプについては、セイコーソリューションズのタイムスタンプを利用する。
今後は、Dr.経費精算タイムスタンプ版の利用を前提とした、税務署へ提出するための申請書類、添付資料、備え付け資料などの規定集テンプレートを導入企業へ提供する。また、導入にあたってのコンサルティングサービスも合わせて提供する予定だ。
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