「Dr.経費精算」に中小企業向けプラン--スマホで撮るだけでデータ化

 BearTailは2月1日、ビジネスパーソンの経費管理を効率化するクラウド経費精算サービス「Dr.経費精算」のコーポレートプラン ベータ版をリリースしたと発表した。料金は、1ユーザーあたり月額980円(最低10ユーザー以上)。2016年春をめどに正式版を公開予定だという。

 同社では、個人事業主や小規模事業者向けのパーソナルプラン ベータ版を2015年12月24日にリリースしており、今回発表されたコーポレートプランは、中小企業向けのプランとなる。

画面イメージ
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 コーポレートプランでは、経費の申請承認ワークフロー管理をクラウドで提供し、ペーパーレス化を支援する。スマートフォンで領収書を撮影して送信するだけで、秘密保持契約を結んだ2000人以上のオペレーターが代行入力し、経費情報をデータ化して仕訳してくれる。クレジットカードやモバイルSuicaなどとも連携でき、利用明細を自動的に取り込み、経費に該当する項目を選択して申請・登録できる。

 経費ポリシー違反への自動通知機能も搭載している。経費利用のルール違反をチェックし、アラートなどで注意を促すとともに、システムとしてポリシー違反の申請を排除するなど、企業におけるガバナンスの向上も支援するとしている。

 BearTailによると、企業で経費をエクセル処理している人は66%おり、1人の従業員が月平均1時間かけて経費精算業務に取り組んでいるという。一方で、電子帳簿保存法の改正に伴い、2017年1月1日以降の領収書に関しては、スマートフォンなどで撮影されたデータの使用が可能になる方向性が示されている。同社ではこれを受け、経費精算業務の効率化を目指して、コーポレートプランを公開したという。

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