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[ブックレビュー]問題解決に必要なのは“エンジニア”の視点だった--「『考える』は技術」

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ダイヤモンド社
詳細:単行本(ソフトカバー) / 304ページ / ダイヤモンド社 / 価格:1728円 / 著者:グル・マドハヴァン / 監修:須川 綾子 / 発売日:2016/07/15 / 外形寸法 (H×W×D):19.0cm×13.0cm×1.9cm / 重量:0.3kg
内容:根本的な問題解決に必要なのは、エンジニア的視点だった――という解釈を具体例を持って、理論的に説明してくれる1冊。一見すると関連のなさそうな事柄を結びつけ、解決策を模索する。考える力がもたらす、課題解決法とは。

 解決するのはひどく難しいように思われる問題でも、考え続けることで答えは見つかる。しかし、問題の表面だけを見て解決しようとしても、根本的な解決にならなかったり、うまくいかなかったりする。ではどのように考え直せば良いのか。本書ではそのような状況でも、問題の解決法を見つけるために有効な「エンジニアの思考法」が、豊富な事例と共に詳しく解説されている。

 革新的な技術の開発に繫がる実験に成功したり、新たな社会のシステムを作り出したり、優秀なエンジニアたちが考えた方法で、世界規模で社会が変わった事例がこんなにもあるのかと驚かされる。重要なのは、どのように考えて結果が出るに至ったかで、その考え方を知ることで、身近な問題から国全体の問題の解決にまで応用できるかもしれないことだ。たとえば、「モジュラーシステム思考」を使い、問題を分解して考え、それぞれを再構築することで、あっさり問題が解決されることもあり得るということだ。

 ただし、エンジニアの思考法ですべての問題が解決されるわけではない、ということも著者は指摘している。社会の難題に取り組むことは、もっと複雑で困難であり、社会全体の負担も計り知れないようだ。しかし、問題を解決しなくていいわけではない。まずは、エンジニアの考え方を身につけ、身近な問題から解決していけるようになれればいいのではないか。

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