Facebookが新しいゲームサービスを開発していると述べた。Facebookはこの最新の取り組みについて、デスクトップPCとノートPC向けに開発しており、「ゲーマー向けに構築している専用の没入型の体験」と説明しているが、これ以外の情報は何も明らかにしておらず、さらなる詳細を発表する予定についても触れてしない。
Facebookはかつて、ゲームの分野で大きな存在感を示した。
Facebook株の新規上場が迫っていた2012年、Facebookはゲーム会社のZyngaと提携していた。Zyngaは「Words With Friends」や「FarmVille」といった人気のタイトルで知られる。無料で提供し、追加機能に課金するゲームだ。
同年9月には、Zyngaのゲームを月に1回以上プレイしている人数が3億1100万人を突破したが、そのほとんどはFacebookを使ってプレイしていた。当時のFacebookユーザーの約3分の1がZyngaのゲームをプレイしていた計算だ。提携により、Zyngaはゲームの収益をFacebookと分配していたが、当時その収益額は数億ドル規模だった。
しかし次第に人々の関心は、Facebookでプレイするゲームから、「Pokemon GO」や「Candy Crush Saga」のような携帯電話やタブレット向けに開発されたゲームへと移った。
Facebookがゲーマーの関心を取り戻すために、現在何を計画しているのは明らかになっていない。広報担当者は詳細に関するコメントを拒否したが、現在毎月6億5000万人以上が、ゲームをプレイする際に、モバイルデバイスやビデオゲーム機あるいはPCのいずれかにかかわらず、何らかの形でFacebookを利用していると述べた。この数字は2015年の4億5000万人から増加している。Facebookのウェブサイトでゲームをプレイしている人の割合については明らかにしていない。
さらにFacebookは、ゲーム開発ツールを手がけるUnity Technologiesと提携することを明らかにした。両社によると、Unityのツールを使ってゲームを開発している人が、Facebookでより簡単にゲームを提供できるようになるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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