「iPhone 7」などと呼ばれている次期iPhoneだが、9月発売と予想されている程度で、詳細はまったく不明だ。うわさでは、感圧式ホームボタン搭載、ワイヤレス充電および防水防塵といったスペックがささやかれている。
Appleの特許から想像すると、デュアルカメラ搭載や、曲面ディスプレイで包むといった興味深い仕様のiPhone登場も考えられる。そして、ここで紹介する特許を読むと、次期iPhoneは「iPhone 7 Edge」という製品名が思い浮かぶ。
今回の特許は、スマートフォンの横側面や下側面を各種操作可能なディスプレイとする技術を説明したもの。Appleがこの技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間2016年8月9日に「ELECTRONIC DEVICES WITH SIDEWALL DISPLAYS」(特許番号「US 9,411,451 B2」)として登録された。出願日は2015年4月21日、公開日は2015年8月13日(公開特許番号「US 2015/0227227 A1」)。
この特許では、正面と側面で構成された電子デバイスを規定し、第2クレーム(請求項)で携帯電話に適用可能とした。実施例の図面を見ると、明らかにスマートフォンやタブレットへの応用を想定している。
柔軟性のある表示デバイスで正面だけでなく横や下の側面も覆い、情報を表示できるようにする。さらに、そうした側面に仮想ボタンを出したり、タッチパネルやレンズ、触覚フィードバックモジュールを組み込んだりするアイデアもカバーする。
こうして設けた側面ディスプレイは、頻繁に確認したい情報の表示や、使用頻度の高いアプリや操作用ボタンの表示に利用できる。具体的には、再生している曲のタイトル表示、再生の停止、音量調整、カレンダやメッセージアプリの起動、撮影ボタン、動画と静止画の切り替えなど、側面だけで実行可能になる。
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