Appleは米国太平洋時間3月21日午前10時、カリフォルニア州クパチーノの本社でイベントを開催する。その際「iPhone」や「iPad」の新モデルを発表するかもしれない。ちまたで流れている情報によると、同イベントでカメラを2つ搭載するデュアルカメラモデルの「iPhone 7 Plus」が登場するという。
うわさの真偽は当日にならないと判断できないが、Appleはデュアルカメラ技術を考案済みだ。同社がこの技術を米国特許商標庁(USPTO)へ出願したところ、米国時間1月7日に「MOBILE CAMERA SYSTEM」(公開特許番号「US 2016/0007008 A1」)として公開された。出願日は2015年6月30日。
この特許は、多機能デバイスに搭載された2つの異なるカメラで同時に撮影する技術を説明したもの。両カメラの相違としては、焦点距離、動画撮影時のフレームレートなどがクレーム(請求項)で挙げられている。撮影タイミングが異なる場合についてのクレームもある。
特許の図「FIG. 4」を見ると、iPhoneとおぼしきスマートフォンの画面が上下に2分割され、上部に広角レンズでとらえた画像、下部に上の画像の一部が拡大表示されている。これは、焦点距離の異なる2つのカメラで撮影した画像を、1つの画面にまとめることでさまざまな機能を提供するわけだ。
スマートフォンに限定した特許でないので、同イベントで発表がうわさされる小型「iPad Pro」にも適用可能だ。
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