NVIDIAは米国時間8月15日、ノートPC上で仮想現実(VR)アプリケーションをサポートする新しいGPU製品ラインを発表した。
この新製品の登場により、従来のデスクトップPC以外にも、VRアプリケーションを実行できる能力を備えたハードウエアがまもなく登場することになる。NVIDIAが今回発表したのは、以前にリリースしたデスクトップ用VR対応GPUをモバイル向けに消費電力を抑えたバージョンで、「GeForce GTX 1080」「GeForce GTX 1070」「GeForce GTX 1060」の3モデルだ。
NVIDIAは、16ナノメートルの「Pascal」アーキテクチャを採用した新しいGTX-10シリーズのGPUについて、従来のモバイルGPUより大幅に向上したパフォーマンスを提供し、デスクトップPCとノートPCにおけるゲーム体験の差を解消するとうたっている。
NVIDIAによると、ノートPC向けの新しいGPU製品ラインは、以前の「Maxwell」アーキテクチャと比べてパフォーマンスが最大75%向上するという。また、デスクトップ版製品との差も10%以内に収まるとみられる。
NVIDIAが期待しているのは、VR対応ノートPCのパフォーマンス向上と低価格化により、現在2000万台あるゲーミングノートPCの普及が拡大することだ。
同社の予想によると、このGPUを採用した4K対応のゲーミングノートPCは、厚さ18mm程度、重さ約1.8キログラムになるという。米CNETは、最小構成価格が1300ドル程度になると予想している。
この新しいGPU製品ラインを採用したノートPCは、Acer、Alienware、ASUSTeK Computer、CLEVO、EVGA、GIGA-BYTE Technology、HP、Lenovo、Micro-Star International(MSI)、ORIGIN PC、Razer、Sager Midern Computer、XMGから発売される。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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