都会の夏は猛暑を通り越し、酷暑と表現されるほど暑さが厳しい。夜になっても涼しくならず、熱帯夜だと寝苦しく、熱中症も心配だ。これに対し、森や高原、湖、海辺はさわやかで、そんな場所へキャンプに出かけたくなる。
テントの中は快適だが、問題は電源。電波状況がよくない山奥などは、スマートフォンが電波を捕まえようと努力するため消費電力が増えてしまう。いざという時の連絡手段として、バッテリを空にするわけにはいかない。しかし、せっかく撮影したキャンプの写真やビデオをSNSに投稿できないのも悲しい。
そこで、簡単に持ち運べる水力発電機「Estream」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Estreamは、畳んだ形状が高さ24.5×直径6.5cmの円筒形、重さ800gのモバイル発電機。1リットルのペットボトルほどの大きさになるので、小さなバックパックに入れて携帯可能だ。
プロペラを広げて流れのある水に入れると発電し、電力を内蔵バッテリにためる。発電出力は2.5Wから5W。6400mAhの内蔵バッテリを4時間半ほどでフル充電するという。
USB端子を備えており、スマートフォンやタブレット、デジタルカメラなど、さまざまなデバイスを充電できる。さらに、内蔵LEDによるランタンとしても機能する。
水の流れに入れれば発電するので、キャンプサイトの脇に流れる川を使ってもよいし、場所によっては海でも発電できそうだ。さらに、カヌーに結びつけて日中移動する際の流れで発電すれば、夜になってから明かりや充電器として役立つ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間9月12日まで。目標金額の8万ドルに対し、記事執筆時点(日本時間8月16日11時)で約4万ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと27日ある。
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