「Vive」の製造元であるHTCは米国時間8月5日、仮想現実(VR)関連のあらゆるものを扱うオンラインストア「Viveport」を発表した。
HTCによると、「近いうちに」Viveportのベータ版が開発者テスト用に公開される見通しで、正式版の一般ユーザーへの提供は2016年秋になる予定だという。同ストアが一般公開されると、ユーザーはコンテンツの作成や購入のほか、サブスクリプションサービスへの登録もできるようになる。HTCはViveヘッドセットもアップデートし、VR映画の視聴機能やホーム画面のカスタマイズ機能を追加する。
HTCのVR担当シニアバイスプレジデントを務めるRikard Steiber氏は、「一部の教育コンテンツクリエーターにとって、アプリストアで存在感を高め、宣伝してもらうのは難しかった。なぜなら、アプリストアは概ねゲームに占められているからだ。われわれはVRをもっとマスマーケット向けにしたいと考えている」と述べた。
同氏によると、新しいViveportアプリストアは既存の「Steam」ストアを置き換えるものではなく、同ストアと並ぶものになるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」