iRobotは、コンシューマー向けのIoTは予想ほどのペースで実現できていないと分析する。コネクトデバイスの所有者のうち83%が使用に困難を感じているからだという。
たとえば、スマートフォンでコントロールできる照明も、20秒、30秒とかかるなら、1秒で壁のスイッチを押す方が早い。またそれぞれの機器と連携しにくい現状もある。
アングル氏は、“第3世代のスマートホーム”のビジョンとして、普段通りの生活を送るだけでスマートホームが適切に対応することが重要だとした。
すでに掃除ロボットに搭載する「iAdapt 2.0 ビジュアルローカリゼーション」で部屋の広さや形状を正確に把握可能だ。ルンバ本体に搭載されたカメラとフロアトラッキングセンサなどの多彩なセンサにより、ルンバ自身が今どこにいるのか、部屋のどこがまだ清掃されていないのかを高精度に判断できる。
さらに新しいIoT製品に変えたとき、導入したときもロボットが自動的に構成を把握してくれること。メンテナンスも実施して、住む人の好みに対応できる世界を目指す。
他社とはどのように理想的なスマートホームを実現するのか。「iRobotの製品だけでなく他社製品もつなげていきたいが、どのようにつなげていくかは解決していない。オープンスタンダードは重要になる」とコメントした。
スマートホームの実現に向けた第一歩ともいえるアプリが「iRobot Home」だ。今回発表した3つのうち2つの製品がiRobot Homeに対応する。
例えばブラーバ ジェット 240では、アプリからスイッチをオンにできるだけでなく、小さなエリアを集中的に拭き掃除する「スポットモード」を指示したり、本体のソフトウェアをアップデートしたりできる。
ルンバ 960では、ルンバを遠隔で操作できるため、隣の部屋にいるときや外出先からも清掃を指示可能だ。また、予約のスケジュール設定やルンバがいつどのくらいの時間を掃除したのかもチェックできる。
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