日本マイクロソフト 業務執行役員 Windows&デバイス本部長の三上智子氏は、提供開始から1年で3.5億台以上のデバイスが稼働しており、「最も速い速度で導入が進んでいる」と自信を見せる。また、大手法人も87%がWindows 10を検証中としており、「数字は公表していないが、国内でも8割以上が何らかの形で1年以上検証している」と説明した。
Windows 10のリリースにあたっては、Microsoftとして初の無償アップグレードを1年に渡って行い、積極的に移行を進めてきた。その無償アップグレードも、障がい者をもつ人のための例外措置はあるが、基本的に7月29日をもって終了している。
移行にあたっては、「強制的」とも言われたアップグレードの通知によって大きな混乱も起きた。
この点について三上氏は、「真摯(しんし)に受け止めないといけないのは、5月に行った通知方法の変更によって『勝手にアップグレードされてしまった』というフィードバックをいただいたこと。本社に交渉して、7月に通知の内容を変更するところまでこぎ着けたが、情報提供する立場から反省するところがあった。この経験を生かしてお客様の声を受け止め、“愛されるWindows”を目指し、本社と協業して取り組みたい」と反省を語った。
サポートの窓口問い合わせは、アップグレードの通知画面を変更した5月から急増したという。7月に通知画面を改善したことで「勝手にアップグレードされた」という問い合わせは減ったが、「7月29日が近づくにつれて、アップグレードしたいがどうしたらいいか。アップグレードしてみたがこういうところがわからない」など、アップグレードしたい人の問い合わせが圧倒的に増えたと説明した。
毎月10日は「Windows 10の日」と定める同社は、毎月さまざまな取り組みを行っている。今月は、Windows 10発売時に実施していた中野ブロードウェイ「デイリーチコ」とのコラボレーション企画を復活する。
いろいろな味が楽しめる8段のソフトクリームを10段にする“10段ソフトクリーム”は、8月10日から8月19日までの10日間限定だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「もったいない」という気持ちを原動力に
地場企業とともに拓く食の未来
地味ながら負荷の高い議事録作成作業に衝撃
使って納得「自動議事録作成マシン」の実力
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」