ソフトバンクは8月3日、革新的なソリューションや技術を世界から幅広く募集して商用化を検討・実現する「第2回 SoftBank Innovation Program」を開始した。
SoftBank Innovation Programは、革新的なソリューションや技術を持つ企業とソフトバンクのリソースを組み合わせて、新たな価値の創出を目指す取り組みだ。
応募案件の中から革新性や優位性があると認められるものを選考し、ソフトバンクがプロトタイプ開発の費用やテストマーケティング実施の環境などを提供。テストマーケティングの結果を踏まえて、ソフトバンクはプロダクトやサービスの商用化を検討する。
2015年7月に開始した第1回では、4つのテーマに対し173件の応募があった。そのうち5つの案件で8社と商用化を視野に入れたテストマーケティングを開始した実績がある。
今回の募集テーマは前回に続く「スマートホーム」「コネクテッド・ビークル」「ヘルスケア」のほか、新たに「フィンテック」「VR(仮想現実)/AR(拡張現実)/MR(複合現実)」「ドローン」の6つで募集する。ソフトバンクでは、200件以上の応募を目指したいとしている。
新たに追加した3つの分野はソフトバンクが強化したい領域で、いずれもソフトバンク内に新しい部署が立ち上がっているという。
フィンテックでは、ビッグデータ・AIを活用したサービスを募集する。VRは、ソフトバンクがスポーツ分野に力を入れる中で、視聴環境としてのVRの可能性を強く感じているという。ドローンは、課題が明確化しており、画像解析やノウハウの確立、用途に応じたアプリケーションと組み合わせた事業化など、法人向けのソリューションや課題を解決するビジネスを募集したい考えだ。
募集期間は9月30日まで。ベンチャーから大企業まで、あらゆる規模の法人が対象だ。国籍不問だが、東京または米国での面談が可能なことが条件となっている。
SoftBank Innovation Program公式サイトで応募を受け付け中だ。また、応募者および応募予定者向けの説明会を8月19日に東京都内で開催する。
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