スマートフォンと連携して機能する忘れ物防止タグは、さまざまなものが存在するため今や珍しくない。しかし、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」に、繰り返し充電すれば80年も使えるという「Trak Taag」が登場したので紹介しよう。
Trak Taagは、スマートフォンとBluetoothで通信し、大切なものを置き忘れることを未然に防ぐデバイス。電池は交換式でなく充電式を採用し、USBで充電する。開発チームによると、充電を繰り返しても、80年間使用できるバッテリだという。
最大8個のTrak Taagをスマートフォン1台で管理可能なため、鍵やかばん、ノートPC、財布などの置き忘れ防止だけでなく、子どもに持たせて迷子防止にも使える。例えば、「Pokemon GO」に夢中になった子どもがフラフラ歩いていっても、あらかじめ設定した距離以上離れるとTrak Taagとスマートフォンの両方が警告してくれる。
スマートフォンの置き場所が分からなくなった場合は、Trak Taagのボタンを押すとスマートフォンを鳴らして探せる。逆に、Trak Taagを取り付けたものはスマートフォンから探せる。30mを超えて置き忘れてしまった場合でも、スマートフォンのアプリでTrak Taagとの連携が切れた地点を地図で確認できるため、探しに行くとよい。
Trak Taagのボタンはプログラム可能で、スマートフォンのリモコンとしても機能する。ボタンを押して写真やビデオを撮影したり、ある番号に電話をかけて助けを呼んだりしたりといったことに使える。
Indiegogoでの目標金額は1800ドル。記事執筆時点(日本時間8月1日14時)でキャンペーン期間は1カ月残っているが、すでに目標を上回る3000ドル以上の資金を集めている。
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