鍵や財布など大切な物には、Bluetooth対応の置き忘れ防止タグを取り付けておくと安心だ。どこに置いたか分からなくなったら、スマートフォンのアプリからタグの音を鳴らして探せる。しかし、家のどの部屋に置いたか忘れてしまうと、音がどこで鳴っているか家中を探し回ることになる。
今回紹介する忘れ物防止システム「TrackR atlas」は、探し物がどの部屋にあるか特定できるので、探す際の手間が省ける。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
TrackR atlasは、Bluetooth対応タグをスマートフォンから直接探さず、コンセントに挿しておくBluetoothおよび無線LAN(Wi-Fi)対応の中継器を介して探す仕組み。各部屋のコンセントに中継器を挿しておくと、スマートフォンのアプリでどの部屋にあるか判別できる。目的の部屋に入ってからタグのアラームを鳴らせば、探し物がすぐに見つかる。
中継器は、タグとの通信が切れたり復活したりすることをアプリに通知する機能も備えている。この機能を使うと、ペットが外出することや、何かが持ち去られることにすぐ気付ける。逆に、友達に貸していた自転車が戻ってきたことを知る、といった使い方もできる。
さらに、TrackR atlasは専用のタグだけでなく、ほかのBluetoothタグを管理することも可能だ。すでに持っている忘れ物防止タグを活用できて、無駄にしないで済む。
Indiegogoでの目標金額は5万ドル。記事執筆時点(日本時間11月17日13時)でキャンペーン期間は30日残っているが、すでに目標を超える約5万8000ドルの資金を集めている。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス