米国では、共和党の大統領候補にドナルド・トランプ氏が、民主党の候補にヒラリー・クリントン氏が選ばれた。テレビで放送された受諾演説などの映像を見て、演壇の左右に透明な板が立てられていることに気付いた人もいるだろう。
あれはプロンプターと呼ばれる表示デバイスで、演者にだけスピーチ原稿を見せるため、原稿の映像を下からガラス面に投影している。聴衆を見渡しながら演説できるよう、左右に1台ずつ置くことが多い。
そんなプロンプターを、スマートフォンで手軽に実現するアクセサリ「Parrot Teleprompter 2」がクラウドファンディングサービス「Kickstarter」に登場した。これを使えば、普段のプレゼンを大統領候補になった気分で堂々とできるかもしれない。
Parrot Teleprompter 2は、下に取り付けたスマートフォンの画面をガラスに反射させ、プロンプターとして機能するデバイス。幅が11cmあり、最大で5.5インチ画面のスマートフォンが使える。プロンプターの使いやすさを左右する反射用ガラスには、高品質のプロンプター用を採用する。
原稿表示は、専用のスマートフォン用アプリで制御する。付属のBluetoothリモコンを使うと、表示の速度調整や一時停止、バックといった操作が手元でできる。
さらに、Parrot Teleprompter 2はカメラの取り付けも可能。演者はカメラを見たまま原稿を読めるので、原稿に目を落とすことなく真っすぐ見つめた状態の、説得力のある演説ビデオが撮影できる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間9月1日まで。記事執筆時点(日本時間7月29日20時)でキャンペーン期間は33日残っているが、すでに目標金額1万5000ドルを上回る約1万9000ドルの資金を集めている。
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