最近の報道では、サムスンの「Galaxy S7」が販売台数でAppleの「iPhone 6s」を上回っていると伝えられており、IDCが米国時間7月28日に発表した2016年第2四半期の世界携帯電話市場に関する報告書「Worldwide Quarterly Mobile Phone Tracker」では、Galaxy S7の好調な販売に支えられて、サムスンがスマートフォン市場の首位を維持したことが明らかになった。
第2四半期はやや停滞気味で、出荷台数は前年同期比わずか0.3%増にとどまった。ただし前期比では3.1%増加しており、近く複数の新型スマートフォンが発売されることから、2016年は改善傾向が続くはずだ。
サムスンは世界スマートフォン出荷台数で首位を維持し、第2四半期の出荷台数は7700万台だった。第2四半期末の時点で、サムスンの市場シェアは22.4%だった。
「iPhone」の販売台数は減少したが、Appleはそれでも第2四半期に4040万台のiPhoneを出荷した。9月に新型モデルが発表される可能性が高いことを考えると、これは素晴らしい数字だ。低価格帯の「iPhone SE」は多少の成果を見せたが、平均販売価格(ASP)は下落した。
Huawei Technologies(ファーウェイ)が3位を維持し、市場シェアは9.4%で、Appleの市場シェア11.8%に追いつきつつある。前年同期比でAppleがシェアを2ポイント落としたのに対し、Huaweiは0.8ポイント伸ばした。Huaweiは「P9」と「Mate 8」で大きな成功を収めているが、依然として米国では普及率が低いままだ。
OPPOとVivo Communication Technologyがトップ5にランクインし、市場シェアはOPPOが6.6%、Vivoが4.8%となった。これらの中国メーカーは主に、世界最大の携帯電話市場である中国でスマートフォンを販売している。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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