任天堂のモバイルアプリ「Pokemon GO」が、爆発的な人気で世界を席巻している。
拡張現実(AR)を利用するこのゲームは、身のまわりの現実世界に仮想マップを重ね合わせる。GPSとモーションセンサを利用して、プレーヤーは好きなポケモンを捕まえたり、ジム戦に挑んだりしながら、同時に身体を動かすことにもなる。
警察がこの流れに乗って犯罪者を逮捕したかと思うと、ポケモンを探していたプレーヤーが遺体を発見するケースもあった。レアなポケモンが出現する場所に大勢が押しかけるという現象も米国全土で起きている。
一方、Pokemon GOをプレイしているとバッテリが急激に減っていくことに、多くのユーザーが気づいている。米CNETが実施したテストは、30分のプレイでバッテリが平均15%消費されるという結果になった。Facebookや電子メールサービスなど、他の多数のアプリと比べてかなり激しい消費量だ。
アプリの開発元であるNianticによると、同社はこの問題の解決に取り組んでいるという。だがそれまでの間、スマートフォンのバッテリ持続時間を延ばし、もっと長くポケモンを追いかけられるようにする方法がある。
以下では、「Android」と「iOS」の両方で、Pokemon GOによるモバイルデバイスのバッテリ消費を抑える8つの方法を紹介しよう。
1. Pokemon GOのバッテリセーバーオプションを使う。設定アイコンをタップしてこの機能をオンにしておくと、スマートフォンを下向きにした時にディスプレイが暗くなり、バッテリセーバーが作動する。歩きながら、ポケモンが近くに現れてデバイスが振動するのを待っているときには、この機能によってバッテリをもう少し長持ちさせられるだろう。
2. AndroidデバイスでもiOSデバイスでも、省電力オプションをオンにできる。これを使うと、必須ではないアプリで消費される電力が抑えられ、Pokemon GOで電力を大量消費するGPSとマップに、多少の電力を回すことができる。
3. AndroidとiOSには、バッテリの持ち時間をさらに延ばせるアプリがある。iOSでは「Battery Doctor」、Androidでは「JuiceDefender」がお薦めだ。どちらも、デバイス上でバッテリ消費量の多いコンポーネントを管理し、電力を絞り出してくれる。
4. 充電機能付きのケースを買うか、モバイルバッテリを持ち歩く。スマートフォン本体のバッテリのほかにバッテリがあれば、ずっと長くプレイでき、途中でひと休みするときには高速で充電できる。それほど高価なものでなくても、効果は十分だ。
5. ボリュームをオフにする。簡単ですぐにできる方法だ。プレイ中に、スマートフォンを稼働させておくために必要な電力量を抑えられる。
6. 不要なバックグラウンドアプリをすべて無効にして、終了する。デバイスマネージャをインストールしていないと、バックグラウンドで実行していても実際には使っていないアプリがどれほどの電力を消費しているのか気付かないものだ。
7. Wi-FiとBluetoothをオフにする。プレイに必要なのはGPSとデータだけなので、それ以外のモバイル機能はすべてオフにしよう。端末はBluetoothポータルやWi-Fiホットスポットを常に検索して電力を消費するため、その分を節約できる。あるいは、1カ所にじっとしているのなら、1つのWi-Fiホットスポットに接続して、それ以外はオフにするといい。
8. AR機能を無効にする。この機能ではカメラを使う必要があり、そのせいで必要な電力が増えるからだ。AR機能のオン/オフは、ポケモンを捕まえようとするときに操作できる。切り替えスイッチが画面の右側に表示されるので、そこでオフにするだけだ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス