荷物が多くなりがちな海外旅行の場合、移動の楽なキャスター付きスーツケース(トロリーバッグ)をよく使う。重い荷物を軽々運べる点は便利なのだが、常に片手がふさがってしまい、観光地でカメラを使ったりしにくい。
そこで、自走して持ち主を追いかるスマートなキャリーバッグ「COWAROBOT R1」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Indiegogo」で支援募集中。
COWAROBOT R1は、付属のブレスレットと通信し、持ち主を追いかけるように自走するバッグ。サイズが380×550×200mm、重さが4.8kgなので、手荷物として航空機の機内に持ち込める。
持ち主が手を添えなくても、自動的についてくる。移動するようすは、よくしつけられた犬のようだ。ただし、手でハンドルに触れると、普通のキャリーバッグと同じく転がせる。
移動速度は最高で時速7.2km出るので、かなり速く歩いてもついてくる。最大15度の坂道も登れる。周囲のようすを認識するカメラも搭載しており、障害物があっても自動的によけながら移動する。
さらに、少し離れたところにCOWAROBOT R1を置いていても、ブレスレットをダブルタップすると呼び寄せられる。その際も、障害物を避けて自走してくる。このブレスレットは、COWAROBOT R1の鍵としても機能する。ブレスレットをCOWAROBOT R1のロック部分に近づけると解錠できるため、鍵穴に鍵を差し込むわずらわしさがない。
そのほかにも、紛失を回避するGPS位置検出機能、4つあるUSBポートからの充電機能も備えている。
Indiegogoでの目標金額は10万ドル。記事執筆時点(日本時間7月28日21時)で約10万8000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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