Xiaomiの最新製品「Mi Notebook Air」は、同社のホバーボードやドローンほど斬新ではないが、他の多くのウルトラポータブルPCにない特徴を備えている。専用グラフィックカードを搭載する点だ。具体的には、Nvidiaの「GeForce 940MX」だ。
その他のスペックとしては、256Gバイトのソリッドステートドライブ(SSD)と8GバイトのRAMを装備し、さらに容量が必要な場合は予備のSATAスロットでストレージを拡張できる。
同製品は、北京で開催された報道陣向けイベントにおいて、デュアルカメラを搭載するスマートフォン「Redmi Pro」とともに発表された。
同製品を覆うアルミニウム筐体の外側にロゴはなく、外観は非常にすっきりとしている。ノートPCを開くと初めてMiのロゴが目に飛び込む。Xiaomiは同社独自ブランドとしてMi Notebook Airを販売しているが、製品を製造しているのはTian Miというパートナー企業である。
しかしXiaomiは、ノートPC部門において興味深い賭けに出ているといえる。IDC ResearchのアナリストであるBryan Ma氏は中国ノートPC市場についてあまり楽観視しておらず、「米国と世界の消費者向けノートPC市場は2016年にそれぞれ7.7%と9.3%縮小する。そして中国の同市場の縮小幅は10.4%になると(IDCは)予測している」と述べている。
主なスペックは以下の通り。
Xiaomiは、Mi Notebook Airの12.5インチ版も発表した。厚さ12.9mm、重量1.07kgと、やや薄く軽い。12.5インチ版には専用グラフィックスカードを搭載せず、128GバイトのSSDと4GバイトのRAMを備える。Intel Core-Mプロセッサ搭載。13.3インチ版よりスペックは劣るが、バッテリ持続時間は11.5時間と、2時間長くなっている。
XiaomiはMi Notebook Airを中国のみで正式に販売する予定だ。発売は8月2日で、小売価格はそれぞれ4999人民元(約750ドル)と3499人民元(約525ドル)。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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