Appleは米国時間7月26日、2016会計年度第3四半期決算(6月25日締め)を発表した。売上高、利益、「iPhone」と「iPad」の販売台数は予想をやや上回った。また、第4四半期の売上高見通しも示したが、危惧されていたほど悪くはなかった。
Appleの最高経営責任者(CEO)Tim Cook氏はプレスリリースで、「四半期の始めに予測していたよりも力強い顧客需要と業績を示す第3四半期決算を報告できたことをうれしく思う」と述べた。
同社は26日、iPhoneの販売台数が前四半期に続いて減少したことを明らかにしたが、減少幅は危惧されていたほど大きくはなかった。Appleによると、第3四半期のiPhone販売台数は4040万台で、前年同期の4750万台から減少した。一方、BernsteinのアナリストであるToni Sacconaghi氏によると、アナリスト予想の3970万台は上回ったという。
Appleは第4四半期の売上高の見通しを455億~475億ドルとした。Thomson Reutersが集計したアナリスト予測である457億ドルを上回っている。
総売上高は前年同期比15%減の424億ドルだった。Thomson Reutersが集計したアナリスト予測は421億ドルだった。
純利益は78億ドル(1株あたり1.42ドル)で、前年同期の107億ドル(1株あたり1.85ドル)から減少した。アナリスト予想は、1株あたり1.38ドルだった。
売上高は日本を除くすべての地域で減少し、米州は11%減の180億ドル、中華圏は33%と大幅に減少して88億ドル。日本の売上高は23%増の35億ドルだった。
iPadの販売台数は10期連続で減少し、前年同期比9%減の995万台だった。ユーザーが引き続き、タブレットよりも大画面スマートフォンを求める傾向にあるためだ。
Macの販売台数は前年同期比11.3%減の430万台だった。より広範囲にわたるコンピュータ業界全体が縮小しているという背景がある。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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