最新スマートフォンの性能は驚くほど高く、この小さなデバイス1つで大抵の作業を済ませられる。しかし、PCに比べると、画面の狭さがネックになり、本格的な文書編集などはやりにくい。ビデオ視聴やゲームプレイの際も、迫力に欠ける。
そこで、スマートフォンをノートPCとして使えるようにするデバイス「Superbook」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Superbookは、11.6インチのディスプレイ、フルキーボード、マルチタッチ対応トラックパッドを備えるクラムシェル型ノートPCそのものの形をしたデバイス。単体では機能せず、AndroidスマートフォンをUSB接続して使う。
スマートフォン内のアプリが大きな画面で動き、保存されたファイルに直接アクセスできるので、データ同期の手間がかからない。アプリは、サイズ変更可能なマルチウィンドウから利用可能。文字入力には、Androidキーボードに準拠したハードキーボードを使う。Androidのナビゲートボタン「ホーム」「バック」「メニュー」用のキーも備えているので、違和感なく操作できるだろう。
スマートフォンの環境をそのまま利用できる点が、Superbookのメリットだ。さらに、スマートフォンを高機能のモデルに変えると、その機能向上がダイレクトにSuperbookへ反映されるメリットもある。
利用可能なスマートフォンは、Android 5.0以上を搭載し、USB OTGに対応しているモデル。さらに、デュアルコア以上のプロセサ、1.5Gバイト以上のRAMが必要。
Superbookのサイズは19.3×28.7×1.8cm、重さは0.9kg。バッテリ駆動時間は8時間以上あり、使いながら接続したスマートフォンに充電できる。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月21日まで。記事執筆時点(日本時間7月26日11時)でキャンペーン期間は25日残っているが、すでに目標金額5万ドルの16倍近い約79万ドルの資金を集めている。開発チームは、50万ドル以上集まった場合のストレッチゴールとして、Superbookのスペックを強化し、バッテリ駆動時間を10時間以上にする予定。
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