フジ・メディア・ホールディングスの子会社であるフジ・スタートアップ・ベンチャーズは7月26日、AI(人工知能)による画像解析サービスを提供するSpecteeに出資したことを発表した。
Specteeは、AIを使って、世界各地で起きている事件・事故・火災・自然災害などの“現場映像”や画像をSNSからリアルタイムに収集し、報道機関などに向け提供するサービス「Newsdeck」を運営している。
フジテレビジョンでは、報道局マルチデバイスニュースセンターにおいて、Newsdeckの試験運用を実施しており、7月に新設したネット取材部のコア機能としても利用を見込んでいるという。
今回、フジテレビジョンの報道局でのNewsdeckの利用とともに、フジ・メディア・ホールディングス子会社のフジテレビラボLLCとSpecteeが事業提携し、新サービスを提供するための準備に入ったことから、フジ・スタートアップ・ベンチャーズより同社へ資本参画したという。
フジテレビラボLLCでは、2016年内をめどに、インターネットを利用した画像・映像投稿ソリューションである「FNNビデオポスト」と、画像・映像収集ソリューションであるNewsdeckをインテグレートした、画像・映像キュレーション事業、アフェアーズ・マイニング事業を手がける予定。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス