Microsoftの「Outlook」チームが、セルフサービス型のアポイントメント管理サービスを新たに開発した。
「Bookings」と呼ばれるこのサービスでは、さまざまなデバイスからオンラインで直接アポイントメントを取り、一元管理されたカレンダーに表示できる。また、メールでの確認、スケジュールの再調整、予定のキャンセルができるほか、他のスタッフにアポイントメントを割り当てなおしたり、一元管理された顧客リストに顧客を追加したりすることも可能だ。顧客は「Office 365」のサブスクリプションユーザーでなくても、Bookingsを使ってアポイントメントを取得できる。
米国時間7月20日に行われた発表の際に、Microsoftの担当者は同サービスについて、「Office 365 Business Premium」ユーザーにのみ提供されると語っている。
Business Premiumは、中小企業向けにMicrosoftが提供している最も包括的なOffice 356のサブスクリプションプランだ。料金は月ごとの契約ではユーザー1人あたり15ドル(日本での価格は1630円)で、年間契約ならユーザー1人あたり月額12.50ドル(日本では1360円)になる。Business Premiumに加入すれば、1ユーザーにつきPCとMacを合わせて最大5台のマシンに「Office」アプリケーションをフルインストールできるほか、「Exchange Online」「Skype for Business Online」「SharePoint Online」、そしてエンタープライズ向けソーシャルネットワークの「Yammer」を利用できる。また、クラウドストレージ「OneDrive for Business」の容量1Tバイト分が追加料金なしで提供される。
Bookingsはすでに「先行リリース」オプションを利用しているOffice 365 Business Premiumのユーザー向けの提供が20日から始まっている。また、「今後数カ月中」には世界中すべてのBusiness Premiumユーザーに提供される予定だと、担当者は述べている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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