爆発的な人気を博している任天堂の「Pokemon GO」が今後12~24カ月の間に、Appleに30億ドルの売り上げをもたらす可能性があるという。金融アナリストのLaura Martin氏が米国時間7月20日、このような見解を明らかにした。
Martin氏はどのようにしてこの予測を導き出したのだろうか。
まず、Appleは「モバイルコンテンツの主要なグローバル配信プラットフォーム」だと、Martin氏は投資家向けメモの中で述べた。第2に、同氏はAppleが「iPhone」や「iPad」で発生したPokemon GO関連売り上げの30%を受け取ると試算している。なお、同氏は投資銀行Needham&Companyのアナリストだ。
Pokemon GOでは、ユーザーがラッキーエッグやルアー、インセンス、ポケボール、追加ストレージを購入したときに売り上げが発生する。同氏は先週発表されたSlice Intelligenceの調査結果を引用して、ユーザーがそれらを大量に購入しているとした。Sliceによると、Pokemon GOの7月10日のゲーム内売り上げは、「米国のモバイルゲーム市場全体の売り上げ」の47%近くを占めたという。
さらに重要なのは、それらのアドオン購入者の53%は「この6カ月にモバイルゲームを購入した回数が1回以下」だということだとMartin氏は指摘。
そのことがAppleに利益をもたらすことになる。なぜなら、Pokemon GOの全ダウンロードの3分の2は、「iOS」端末から行われているからだ。
「一般に、iOSユーザーは『Android』ユーザーより裕福なので、Pokemon GOのアプリ内購入の80%以上はiOS端末で発生しているとわれわれは試算している」(同氏)
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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