Microsoftは、「Microsoft Stream」と呼ばれる動画サービスの無料プレビューを公開した。Streamは、「職場で誰もが自由かつ平等に動画を利用したり探したりできる新しい企業向け動画サービス」だ。
Microsoftは米国時間7月18日、Streamのプレビューを開始したことを発表した。Streamは、組織の内部で動画のアップロード、共有、タグ付けができるというもの。最終的には、「『Office 365』の標準的な動画プラットフォーム」として、現在の「Office 365 Video」プラットフォームに取って代わる予定だ。
Office 365 VideoとStreamの違いは何だろうか。両方とも「Azure Media Services」上に構築されている。また、どちらも企業ユーザーを対象とした動画プラットフォームだ。特徴や中心的機能の違いについてMicrosoftに問い合わせているが、回答は得られていない。
広報担当者は筆者に対して、「当社の目標は、Office 365 Videoの機能をすべてMicrosoft Streamに移すことだ」と語った。また、「Microsoft Streamが一般に提供されるまで、Office 365 Videoに変更はない」という。
さらにこの広報担当者は、次のように述べた。「Office 365 VideoとMicrosoft Streamは、動画の潜在的な力を解き放つことによって企業を支援するという共通の目的を持っている。プレビュー期間中、Microsoft StreamとOffice 365 Videoはどちらも提供される。計画では、Microsoft StreamをOffice 365に統合し、Office 365を利用している企業も利用していない企業も使える単一の動画ソリューションとして提供する予定だ」
Microsoftの目標はMicrosoft StreamをOfficeの標準ソリューションにすることであり、それが実現した際には、すべてのコンテンツがMicrosoft Streamに移行されることになる。現在のOffice 365 Videoユーザーが移行のためにコンテンツを失うようなことがあってはならないと、Microsoftは述べている。
Streamはまた、「Microsoft PowerApps」「Microsoft Flow」「SharePoint」と統合できるようになる予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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