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「#18歳選挙権」にみる、選挙もインスタジェニックがいい理由 - (page 2)

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「#18歳選挙権」の見せたい気持ちを生かそう

 アウトサイダー的な風貌で「選挙フェス」で人気があったある候補者のブログには、上は70代から50代、40代、それに並んで大学生などの若者層からも多数のコメントがついている。

 「SNSで知り、初めて選挙に興味を持った」「家族や友人にLINEで投票を勧めた」「YouTubeの動画を繰り返し見た」「東京在住ではないので東京の友人たちにLINEで依頼しまくった」――選挙にSNSが深く入り込んでいることが強く実感できる。

 Instagramに眼をやると、ハッシュタグ「#18歳選挙権」というものを見つけた。「選挙に行ったこと」もネタになるのだ。このハッシュタグの一部は、親が18歳になった自身の子どもと選挙に行ったとする投稿につけられている。だが、そのほとんどは18歳当人による初選挙記念の投稿だ。

18歳による選挙に行った報告投稿
18歳による選挙に行った報告投稿
どこに投票したのか書いてある投稿も
どこに投票したのか書いてある投稿も

 18歳による投稿は、投票済証(投票証明書)を撮影するか、小学校などの投票所前で記念撮影しているケースが多かった。軽いと眉をひそめる人もいるかもしれないが、むしろこれを見て周囲の誰かが投票に向かったり、選挙がかっこいいものになれば、とても意味があることだ。

 投票所がもう少し写真映えしたり、投票済証(投票証明書)がもっとインスタジェニック、つまり写真映えするものだったら、若者はもっとSNSに投稿するために投票に行くかもしれないと感じた。たとえば地元のゆるキャラなどを活用するなど、嬉しい仕掛けがあってもいいだろう。

 Facebookで、「投票だん」などの写真と投稿を見かけた人も多いだろう。選挙もSNSに投稿するネタになるのだ。Twitterを見ても、「18歳だから投票したよ!」「17歳なので選挙に行けないので、18歳のみんなよろしく」「どこに投票したの?」など、無邪気な言葉が並んでいた。

Twitterでも選挙は若者間で話題となっていた
Twitterでも選挙は若者間で話題となっていた

 選挙違反すれすれの投稿も見かけるなど、若者への周知徹底は重要だ。しかし、SNS上で選挙が話題になること、候補者などについて知ること、政治に興味をもつこと自体はとてもいいことだ。

 若者たちは、もはやSNSなしでは生きてはいけない状態だ。大人世代はむしろそこを利用して、若者たちが政治や選挙に興味を持つような仕掛けをSNSを使って用意していくべきだろう。

高橋暁子

ITジャーナリスト。書籍、雑誌、Webメディア等の記事の執筆、企業等のコンサルタント、講演、セミナー等を手がける。SNS等のウェブサービスや、情報リテラシー教育について詳しい。
元小学校教員。
『スマホ×ソーシャルで儲かる会社に変わる本』『Facebook×Twitterで儲かる会社に変わる本』(共に日本実業出版社)他著書多数。
近著は『ソーシャルメディア中毒 つながりに溺れる人たち』(幻冬舎)。

ブログ:http://akiakatsuki.hatenablog.com/

Twitter:@akiakatsuki

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