「iPhone」の撮影機能は、今やスナップ程度の撮影ならば本格的なカメラを使う必要がないほど高くなった。しかし、小さなLEDフラッシュしか搭載していないことから、明るい屋外をバックにした薄暗い屋内からの人物撮影や、夕暮れの雰囲気を残しつつ手前の人物を鮮明に写す、といった絵作りは難しい。
そこで、強力なキセノンフラッシュを搭載した「iPhone 6」「iPhone 6s」用ケース「Capture Case」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Capture Caseは、キセノンフラッシュを備えたジャケット型ケース。BluetoothでiPhoneと連携し、上部に設けられたシャッターボタンを押すとフラッシュ撮影できる。
放たれる光はiPhoneのフラッシュに比べ1000倍以上明るいため、ある程度離れた被写体にも届く。また、特定の波長の光しか出さないLEDフラッシュと違い、キセノンフラッシュは太陽と似た周波数特性の光を放ち、自然な色合いの写真になる。
撮影モードは、アプリで切り替える。自動モードを選ぶと、背景に適した露出と、フラッシュ光を当てた被写体に適した露出を自動調整し、両者を美しくとらえる日中シンクロ撮影が簡単に実行できる。マニュアルモードを選べば、光量などを自由に変更可能。
Capture Caseは、内蔵マイクで取得した音をトリガーとしてシャッターを自動的に切る、一種のハイスピード撮影機能も搭載。短時間だけ光るフラッシュ光を利用し、動きの速いものの一瞬を写真として切り取る。
例えば、風船の割れる音、クラッカーの破裂する音、何かが水に落ちる音などを検出すると、その直後にフラッシュを光らせて撮影するので、肉眼では認識不可能な現象が写真になる。音が鳴ってからシャッターを切るまでの時間は、0ミリ秒から200ミリ秒の範囲で調整できる。
容量200mAhのバッテリを内蔵しており、フラッシュを光らせてもiPhoneの電力は消費されない。フル充電で、600回の発光が可能。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月18日まで。目標金額の2万5000ポンドに対し、記事執筆時点(日本時間7月12日12時)で集めた資金はまだ3240ポンド。キャンペーン期間はあと37日ある。
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