たとえ小さな原付きバイクに乗っていたとしても、BGMに「Born To Be Wild」を流せば気分はアメリカンにまたがったイージー・ライダー。しかし、ヘルメットに普通のイヤホンを押し込んで耳をふさいでしまうと、周囲の音が聞こえなくなる。
荒野を一直線に引き裂くインターステートハイウェイを飛ばしているならいざしらず、車や人であふれる日本の曲がりくねった道を走るのは危険だ。
そこで、クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中の、バイクなどのヘルメットに入れて使うBluetoothイヤホン「BE-LINK Gen 4」を紹介しよう。
BE-LINKは、ヘルメット内の耳が当たる部分に取り付け、耳の穴や耳全体を覆わずに使うスピーカのようなデバイス。Bluetoothに対応しており、音楽プレーヤやスマートフォンと無線接続して音楽再生などに使える。
再生の停止や曲の頭出しなどの操作は、BE-LINKに設けられたボタンのほか、専用のワイヤレスリモコンでも可能。リモコンを腕やバイクのハンドルに取り付けておけば、ヘルメットからBE-LINKを取り出すことなく、かばんやポケットからスマートフォンを出さず、運転を続けながら操作できる。
アーム付きUSBマイクが接続可能で、ヘルメットをかぶった状態でハンズフリー通話できる。自転車用ヘルメットのようにBE-LINKを覆わない使い方であれば、後付けマイクを使わず、内蔵マイクでも話せる。
IPX5相当の防水・防じん性を備えるので、水濡れしないバイク用ヘルメットだけでなく、スノースポーツやマリンスポーツなどの場面でも使える。スポーツに限らず、建築現場で作業する際のコミュニケーションに活用することも可能だ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間8月9日まで。目標金額の2万3000ドルに対し、記事執筆時点(日本時間6月23日15時)で約1万8000ドルの資金を集めている。キャンペーン期間はあと46日ある。
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