指先でタッチパッドを操作して音楽を作り出すヤマハの「TENORI-ON(テノリオン)」やコルグの「KAOSSILATOR(カオシレーター)」に似た新しいタイプの楽器「Cell Music Gear(CMG)」が、クラウドファンディングサービス「Indiegogo」に登場した。開発したのは、東京に拠点を置くタッチエンスという企業だ。
CMGは、約20cm角のボディ表面に柔らかいパッドが設けられ、指や手のひらなどで押したり擦ったりして使うMIDIコントローラ。内部には縦4列、横4列、合計16個の触覚センサ「ShokacPot」が組み込まれており、指などの位置だけでなく押す力も認識し、MIDIデータに反映させる。平面方向の2Dでなく、奥行き方向の3DでMIDIを制御できるため、多彩な音楽表現が可能になる。
演奏モードは、16ステップの操作を記録してループさせる「シーケンス」、パッドの押す力を制御に反映させる「プレッシャー」、叩く場所に応じて各種パーカッションの音を鳴らす「タップ」、指を滑らす場所で音を制御する「マルチタッチ」という4種類。モードは、側面に設けられた5つのボタンで切り替えられる。
パッドの下にはLEDがあり、押し方に応じて光る。操作のフィードバックが得られる実用性だけでなく、ライブ演奏時に視覚効果が発揮され、ステージで使用すると映えるだろう。
Indiegogoでの目標金額は2万ドル。記事執筆時点(日本時間7月11日12時)で集まった資金はまだ768ドル。キャンペーン期間はあと1カ月ある。
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