Facebookは、「Facebook Messenger」アプリに完全に非公開で通信できる機能を追加する計画を発表した。
「Secret Conversations」と名付けられたオプション機能(現時点では限定的にテスト中)は、クレジットカード番号やパスポート情報など、個人情報の共有に理想的だ(当然ながらFacebookは、それ以上にきわどい情報の送受信は推奨していない)。Messengerで普通にチャットをしている最中に、連絡先の名前をタップして非公開のスレッドに切り替えることができる。
ここで最も注目すべき点は、Secret Conversationsは、メッセージスレッドを送信者と受信者のみがそれぞれの単一の端末上で参照できるようにする、エンドツーエンドの暗号化を利用することだ。現時点では、Facebook Messengerアプリにログインすると、Facebook Messenger上のすべての会話が参照できるようになっている。
この実験的な機能には、オプションでタイムアウト時間も設定可能で、例えば30分後など、一定の時間が経過した後に機密メッセージを消去することができる。Secret Conversationsは、現時点では最小限の機能しか備えていない。入力する単語にはまったく制約がないが、GIF、動画、決済はまだサポートされていない。Facebookは2016年夏に、より広い範囲のベータグループを対象に限定的なテストを公開し、フィードバックを得る計画だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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