市場調査会社Canalysの予測によると、2020年までに中国で使用されるスマートフォンは14億台に達し、さらにスマートフォンにアップグレードしていない携帯電話ユーザーの数が3400万人となるという。
これは、米国での予想を上回る数字だ。米国のスマートフォン使用台数は2020年に3億3200万台に達するという。
CanalysでAPAC担当調査ディレクターを務めるNicole Peng氏は、中国でスマートフォンの普及を促進する要因として、モバイル決済やショッピング、ソーシャルネットワークの発展が一段と進む点を挙げた。
「中国の消費者は、スマートフォンの普及の最前線にいる。よりスマートな自動車、仮想現実(VR)、IoT(モノのインターネット)は、同国政府が進める『Internet Plus』構想や、現地のテクノロジリーダー間での競争が激化することにより、人々の生活のより重要な部分を占めるようになる」(Peng氏)
中国の2015年第4四半期におけるスマートフォン出荷台数は、前年同期比8%増の1億1700万台と、過去最高を記録していた。
アジア地域で携帯端末の需要が減少する中、上海で6月に開催された「CES ASIA 2016」ではVRや自動車、ドローン企業に対する注目がモバイル企業への注目を上回ったことが報じられていた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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