マイクロソフトは7月1日、同日より「Windows 10」へのアップデートを促すダイアログボックスを変更したと発表した。順次新しい通知が表示されるようになるという。
アップデートダイアログの右上にある赤い×印をクリックするとウインドウが閉じられ、アップグレードしないようにする仕様に変わった。「今すぐアップグレード」「日時を変更」「無償アップグレードを辞退する」のいずれかを選択しない限り、通知は定期的に再度表示されるという。なお、「無償アップグレードを辞退する」を選択すると、通知は表示されなくなる。
従来のアップグレードの通知は、予定変更やキャンセルがわかりにくいとの声が多く、ユーザーの意図しないままアップグレードが設定されてしまうケースが相次ぎ「強制的」とも評された。
さらには6月、消費者庁が自動アップグレードに関する注意を促し、キャンセル方法までを公開する異例の事態となった。
なお、通知画面はユーザーの環境によって異なる。今まで Windows 10 無償アップグレードの案内が表示されなかった人にも通知が順次表示されるようになるとしており、詳細はウェブサイトにて、通知画面と対応状況を説明している。
無償アップグレードは7月29日に終了を迎える。Windows 10の無償アップグレードが終了した後は、無償アップグレードの通知は出てこなくなる。アップグレードの延長やパッケージ版のキャンペーンなどはせず、新しいWindows 10搭載デバイスを推進していく方針に切り替える方針だ。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス