英国人歌手Adeleのコンサート会場で、彼女を撮影しようとする多くの「iPhone」が邪魔になってAdeleの姿が見えにくいとうんざりしている人に朗報だ。Appleは米国時間6月28日、コンサート会場で強制的にiPhoneの録画機能を無効にできるシステムの米国特許を取得した。
このシステムは、赤外線信号を利用してユーザーの端末にメッセージを送信し、録画機能を停止するよう命令する。Appleが特許の内容を説明した画像には、コンサート会場で画面に「Recording disabled」(録画無効)と表示されたスマートフォンが描かれている。この人物が縦向きで撮影しようとしていることまでは、ここでは立ち入らないようにしよう。
ショーを撮影するファンについては、Adeleを含め、さまざまなアーティストが声高に訴えており、その多くは他のファンの体験を台無しにするものだと主張している。
Appleがこの特許を実用化する計画かどうかは不明だ。米CNETは同社にコメントを求めたが、現時点で回答は得られていない。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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