BlackBerryは米国時間6月23日、2017会計年度第1四半期決算(5月31日締め)を発表した。
最高経営責任者(CEO)のJohn Chen氏は、エンタープライズモバイル管理(EMM)や組み込みソフトウェア事業「QNX」がけん引し、ソフトウェアの売り上げが好調だったと述べた。
第1四半期決算は、BlackBerryがソフトウェア事業へシフトしつつあることを浮き彫りにしている。Good Technologyの買収が、ソフトウェア事業を強化し、スマートフォン事業などの不振を下支えした。ソフトウェアおよびサービス部門の売上高とデバイス事業の売上高はほぼ同じ水準になっている。
ソフトウェアおよびサービスがデバイス事業を越えるほど成長していくことは唯一確実だ。デバイス事業はモバイルソリューション部門が担当している。
第1四半期の非GAAPベースの1株損益は収支トントンとなった。売上高は減少したが、ソフトウェアの売り上げは上昇している。また、ソフトウェア事業の見通しは良好だ。デバイス事業はBlackBerry部門で役割を果たしてはいるものの、四半期ごとに弱まっている。
GAAPベースの純損失は6億7000万ドル、1株あたり1ドル28セントだった。これは資産評価損、リストラ経費、棚卸資産の評価減などによるものだ。非GAAPベースの営業利益は1400万ドルだった。
売上高は、非GAAPベースで4億2400万ドル、GAAPベースでは4億ドルとなり、前年同期の6億5800万ドルを下回った。現金、現金等価物、長期投資は25億ドルだった。
第1四半期業績は全体的に相変わらずの内容となった。デバイス部門についての対応策はほとんどなく、ソフトウェアにフォーカスしている。デバイス事業が低迷しつつもソフトウェア事業が強化されてきたことで、デバイスからソフトウェアへの移行が迅速に進んでいるという点は好材料だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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