IBMは、スーパーコンピュータ「Watson」、「コグニティブ(認知)画像処理」、人工知能を活用し、医師が重大疾患を抱える患者をより的確に診察できるよう支援する計画だ。
IBMは米国時間6月22日、「Watson Health」医療画像処理共同プロジェクトの発足を発表した。医療システム、大学病院、画像処理技術ベンダーなど16事業者が参画する。
IBMによると、参加者らがWatsonを訓練することで、乳がん、心臓疾患、糖尿病、眼疾患、その他の見過ごされやすい疾患を、初期の段階で発見できるようになるという。コグニティブコンピューティングや画像処理により、ヘルスケアサービス事業者は、電子カルテ、検査結果、その他の報告書など、共有可能な膨大なデータから洞察を引き出すことができる。
Baptist Health South Florida医務部長のJack Ziffer博士は、「この共同プロジェクトは、エビデンスと複合的な臨床データに基づいて医師が正確な診断を行うために不可欠なツールを開発するための取り組みであり、われわれはそれに参加することで、未来の医療を形成する上で貢献できるようになる」と述べた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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