グーグル、「胃が痛い」などの症状で病名や治療法の検索を可能に--米国で開始

Lance Whitney (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2016年06月21日 13時43分

 Googleは米国時間6月20日、同モバイル版検索サイトに加え、「iOS」「Android」版アプリに対し、病気の症状に関する情報の発見に役立つ機能を追加した。ユーザーは病名で検索する代わりに、「My stomach hurts」(胃が痛い)などと特定の症状を入力して検索することが可能となる

 Googleは検索結果として、可能性がある病気の概要、考えられる治療法、何科の医師に相談すれば良いかなどを提示する。

 ユーザーが一般的な病気の諸症状を検索すると、Googleは通常、WebMD、Mayo Clinic、Medline Plusなどの専門サイトのリンクを表示する。

 Googleはこの新機能を構築するために、検索結果から「片頭痛」や「目の周りのあざ」「腰痛」といったありとあらゆる症状を見つけ出して一覧にまとめた。その後、これらの症状を医師から集めた医学情報と突き合わせ、独自の「Knowledge Graph」を作成した。Knowledge Graphは、より包括的なデータ集合を提供および表示することを目指す高度な検索機能だ。

 ユーザーが検索した症状の結果は、1つの「Condition」パネル内にポップアップ表示され、あらゆる情報を一元的に参照できる。この新機能のために、Googleは複数の医師に協力を依頼した。

 この新機能は、Googleのモバイルサイトおよびアプリのみから利用可能となっており、デスクトップ版ウェブサイトでは利用できない。また、少なくとも最初は、米国にて英語でのみ利用可能となっている。同機能は20日に公開された後、対象となるユーザーに1~2日以内で提供される予定だ。

実際の病名ではなく病気の症状でGoogleの検索が米国では可能となった。
実際の病名ではなく病気の症状でGoogleの検索が米国では可能となった。
提供:Google

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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