Googleは米国時間6月20日、同モバイル版検索サイトに加え、「iOS」「Android」版アプリに対し、病気の症状に関する情報の発見に役立つ機能を追加した。ユーザーは病名で検索する代わりに、「My stomach hurts」(胃が痛い)などと特定の症状を入力して検索することが可能となる。
Googleは検索結果として、可能性がある病気の概要、考えられる治療法、何科の医師に相談すれば良いかなどを提示する。
ユーザーが一般的な病気の諸症状を検索すると、Googleは通常、WebMD、Mayo Clinic、Medline Plusなどの専門サイトのリンクを表示する。
Googleはこの新機能を構築するために、検索結果から「片頭痛」や「目の周りのあざ」「腰痛」といったありとあらゆる症状を見つけ出して一覧にまとめた。その後、これらの症状を医師から集めた医学情報と突き合わせ、独自の「Knowledge Graph」を作成した。Knowledge Graphは、より包括的なデータ集合を提供および表示することを目指す高度な検索機能だ。
ユーザーが検索した症状の結果は、1つの「Condition」パネル内にポップアップ表示され、あらゆる情報を一元的に参照できる。この新機能のために、Googleは複数の医師に協力を依頼した。
この新機能は、Googleのモバイルサイトおよびアプリのみから利用可能となっており、デスクトップ版ウェブサイトでは利用できない。また、少なくとも最初は、米国にて英語でのみ利用可能となっている。同機能は20日に公開された後、対象となるユーザーに1~2日以内で提供される予定だ。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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