世界のウェアラブル端末出荷台数は、2016年末までに前年比29%増の1億190万台に達する見込みである。調査会社IDCが米国時間6月15日に公表した報告書で明らかにした。同市場の今後数年間の年間成長率は約20%で安定した状態が続き、2020年の出荷台数は2億1360万台に達すると予想されるという。
同市場では現在、FitBitやJawboneの製品をはじめとするリストバンドが50%強、スマートウォッチが40%のシェアを占めている。ただし、このような関係性が2020年までに逆転することが予想され、IDCの予測では、同年にスマートウォッチが52%、対するリストバンドが28.5%の市場シェアになるという。
IDCはまた、メガネ型や衣服タイプのスマートデバイスの出荷台数が2020年までに急増するとみている。この2つの分野を合わせたシェアは現在、ウェアラブル市場全体の1%にも満たない。しかし、メガネ型および衣服タイプのウェアラブル市場におけるシェアは5年以内に、それぞれ8.8%および7.3%になると予想されるという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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