ここに興味深い事実がある。Appleがこれまでに販売したすべての「iPad」(「iPad 1」を除く。同製品は2010年4月に初めて発売され、その1年後の提供終了までに約1500万台が販売された)で、「iOS」の最新版を実行することができる。
米国時間6月13日のWWDC 2016の基調講演で、その状況が覆された。
Appleは、「iPad 2」、「iPad 3」、第1世代の「iPad mini」の3つの旧型iPadのサポートを終了すると発表した。
つまり、「iOS 10」がリリースされる2016年秋には、多数のiPadがサポート対象外になってしまう。どれだけに相当するのか。モバイルエンゲージメントプラットフォーム「Localytics」によって2016年3月に集計されたデータによると、現在使用されている全iPadの約40%が使えなくなる可能性があるという。もうセキュリティアップデートやパッチが提供されなくなるためだ。
iPad 2(販売期間:2011年3月〜2014年3月)は非常に人気の高い端末で、iPad全体に占める割合は、わずか1%差で「iPad Air」に次いで第2位となっている(iPad Airが18%、iPad 2が17%)。
AppleがさらにiPadを販売するにつれて、これらの数値は3月から少し変わっている可能性があるが、現在の四半期あたりの販売台数が約1000万台で、累計販売台数が約3億1800万台であることを考えると、3月以降に販売された分を加えても、大勢はそれほど変わらないだろう。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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