KDDI研究所は6月8日、メール誤送信を防ぐPC向けソフト「Nazori Mail Checker」を開発したと発表した。7月1日より法人向けに提供する。標準価格は100ライセンスで38万円。
Nazori Mail Checkerは、メールの送信機能を制限するソフトウェアで、PC画面に表示された宛先や件名、添付ファイルの重要情報を、マウスのポインタを使って“なぞる”ことで、その制限を解除する。画面上に表示される宛先をなぞることで、平仮名や会社名に変換して表示する機能も搭載する。これにより、入力の誤りをより精緻に発見できるようになる。
さらに、Nazori Mail CheckerをインストールしたPC間で、送信前のメールを互いに確認できる「第三者確認機能」を搭載した。利用部門ごとに確認対象や確認動作のカスタマイズもできるとしている。
同社によると、なぞり操作の効果を評価するために実施した、画面上に表示されている情報の間違い探しによる評価実験では、目視のみに比べて、間違いの発見確率が平均22%向上したという。
対応メールソフトは、Microsoft Outlook 2010(32bit版)、Microsoft Outlook 2013/2016(32/64bit版)。対応OSは、Microsoft Windows 7(SP1)/8.1/10。
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