Intelが最新の「Xeon」プロセッサ群を発表した。エンタープライズアナリティクスの中核という位置付けだ。Intelの最新チップ群が低迷するサーバ市場を活性化できるかどうかは、今後明らかになっていくだろう。
IntelのデータセンターグループでエンタープライズITソリューションズ担当ゼネラルマネージャーを務めるPatrick Buddenbaum氏によると、「Xeon E7 v4」ファミリの狙いは、さまざまな業界でリアルタイムアナリティクスとミッションクリティカルコンピューティングを進化させることだという。
マーケティングから金融、販売、IT、顧客サービス、製造、サプライチェーンまで、アナリティクスは至る所に存在し、あらゆる分野で活用されている、というのが全体的なテーマだ。Intelは、新しいチップによって、データをより迅速に知見に変えることが可能になる、とアピールしている。ここで注意しなければならないのは、アナリティクスがSalesforceやWorkdayなど、複数のソフトウェアサービスに組み込まれつつあることだ。それらのサービスが拡大するにつれて、自前のインフラストラクチャを稼働させる必要性は縮小する。
新しいXeonでは、最大24テラバイトのメモリ構成が可能だ。さらに、最大64ソケットに対応する。パートナー各社とともに、新しいXeonはビッグデータ、ハイパフォーマンスコンピューティング(HPC)のワークロード処理性能の強化を目指す。
Dellを含むIntelのパートナー各社は、最新のXeonをベースとする新システムの発売を予定している。
エンタープライズがサーバをアップグレードして、アナリティクスに利用するかどうかは、現時点では不明だ。現状では、より多くのアナリティクスワークロードがクラウドに移行している。
第1四半期のサーバ市場に関するIDCの調査結果を見ると、現状がよく分かる。
IDCによると、第1四半期のサーバ市場の総売上高は3.6%減の124億ドルだったという。サーバ出荷台数は3%減の220万台だった。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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