家の鍵や、スマートフォン端末がどこを探しても見当たらず、困り果てたという経験をしたことがある人は少なくないはずだ。そんな時に、ボタン1つで見つけ出すことができたらどれほど楽だろうか。
サイバーエージェント・クラウドファンディングが運営するクラウドファンディングプラットフォーム「Makuake」で、こんな悩みを解決できる「Qrio Smart Tag(キュリオスマートタグ)」のプロジェクトが開始された。
Qrio Smart Tagは、スマートフォンとBluetoothで通信し、専用アプリからQrio Smart Tagのブザーを鳴らしたり、地図からQrio Smart Tagの位置を確認したりできるデジタルガジェット。たとえば、旅行時のスーツケースに取り付けておくと、預けたケースがどこにあるのか把握することができる。
専用アプリ(iOS/Android)は、無料でダウンロードでき、2016年9月に正式リリース予定となっている。カラーは、Baby Pink(ベビーピンク)、Light Blue(ライトブルー)、Lime Yellow(ライムイエロー)、Navy(ネイビー)、Black(ブラック)の5色をラインアップする。電源には、ボタン電池(CR2032)を採用しており、最長で6カ月の使用が可能。
スマートフォンとQrio Smart Tagが通信できる距離(遮へい物のない見通しのよい場所でおおよそ10~20m)であれば、アプリからQrio Smart Tagに内蔵するブザーを鳴らせる。Qrio Smart Tagとスマートフォン間の通信が途切れたタイミングでアプリにプッシュ通知を送信し、置き忘れを防ぐことといった使い方も可能だ。
また、スマートフォンと繋がっている間、スマートフォンのGPS機能を利用して位置情報を記録し続けるため、いつどこにあったかをアプリ上の地図から確認できる。Qrio Smart Tagが、遠くに離れてしまった時は、Qrio Smart Tagの情報をシェアし、家族や友達のアプリから検索することもできる。
さらに、「紛失モード」を利用すれば、専用アプリのユーザーの協力のもと、より広範囲での検索にも対応する。同モードでは、他のユーザーのアプリが紛失したQrio Smart Tagを検知したら、自動的にクラウドに位置情報が送信されるため、所有者はどの位置にQrio Smart Tagがあるのかを確認できるようになる。なお、他ユーザーの誰が検知したのか、誰のQrio Smart Tagを検知したのかといった情報は秘匿される。
このほかにも、Qrio Smart Tagのボタンをスマートフォンのカメラ機能(シャッター)に割り当てる機能を標準で搭載する。ボタン割り当て機能は、今後拡充していく予定だという。
Makuakeでの目標金額は100万円。記事執筆時点(5月30日16時半)で約87万円の資金を集めている。プロジェクトの残り日数は92日。
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