ソニーは5月27日、ハイレゾ音源再生に対応したBluetoothスピーカ「SRS-ZR7」を発表した。HDMI端子を備え、テレビと組み合わせての使用も可能だ。発売は6月11日。想定税別価格は4万円前後になる。
SRS-ZR7は、Bluetoothに対応し、スマートフォンやタブレットと組み合わせてのワイヤレス再生ができるほか、ソニー独自のコーデック「LDAC(エルダック)」により、ハイレゾ音源を従来のBluetooth接続の最大約3倍の情報量にあたる990kbpsで伝送することで、ハイレゾ相当の音楽再生を実現する。
45mmのフルレンジスピーカ2つと62mmのサブウーファ2つを備え、周波数帯域は 60Hz~40kHz。Wi-Fi接続によるネットワーク経由で、AWA、Google Play Music、TuneInなどの音楽サービスも聞くことが可能だ。
HDMI経由でテレビと接続できるほか、独自の「SongPal Link」による新機能にも対応。複数のスピーカを組み合わせることで、家中どこでも同じ音楽を聞ける「Wireless Multi-room」、ワイヤレスサラウンドの対応商品と組み合わせて、サラウンドサウンドを再生する「Wireless Surround」、2台のワイヤレススピーカを接続してステレオサウンドを再生する「Wireless Stereo」機能を搭載する。
なかでもサウンドバーやAVアンプと組み合わせて使用するWireless Surroundは、ワイヤレスリアスピーカとしてSRS-ZR7を活用できる画期的なシステム。リアスピーカは設置したいが、配線やサイズの問題により設置できないといった不満をなくす解決策の1つだ。
使用するには対応のサウンドバー「HT-NT5」やAVアンプなどが必要になり、同機種のワイヤレススピーカを使用することが必須なるが、手軽にリアスピーカまで含めたサラウンド環境を構築できる。なお新機能の使用は6月に実施するソフトウェアアップデート後になる。
サイズ高さ93mm×幅300mm×奥行き86mmで、重量約1.8kg。シンプルな「Definitive Outline」デザインを採用し、ボディからはブラックとホワイトの2色をそろえる。
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