ソニーは2月18日、ハイレゾ対応ヘッドホン「h.ear(ヒア)」シリーズに、Bluetoothモデルを追加した。独自の高音質コーデック「LDAC(エルダック)」によるハイレゾ相当の再生音をワイヤレスでも体感できる。発売は3月12日。
Bluetoothモデルとして発売されるのは、オーバーヘッドタイプの「h.ear on wireless NC MDR-100ABN」(店頭想定価格:3万5000円前後)、インナーイヤータイプの「h.ear in Wireless MDR-EX750BT」(同:2万1000円前後)の2モデル。いずれも、2015年10月に発売されたハイレゾヘッドホン「h.ear」シリーズを踏襲した色、デザインを採用する。
Bluetoothによるワイヤレス接続時でも、LDACによるハイレゾ相当の再生ができることが特徴で、ハイレゾ音源は990kbpsでの伝送を実現。これは一般的なBluetoothのオーディオコーデックであるSBCの約3倍にあたる情報量になる。
h.ear on wireless NC MDR-100ABNは、Bluetoothによるワイヤレス再生とノイズキャンセリング機能と搭載したヘッドホンだ。40mmのHDドライバユニットは、ワイヤレスモデル向けに専用設計したものを採用。ノイズキャンセリングは周囲の騒音を分析し、3つのノイズキャンセリングモードの中からその場に適したモードを自動で選択する「フルオートAI(Artificial Intelligence)ノイズキャンセリング機能」を備える。
ノイズキャンセリングボタンはボリュームボタンなどは、ハウジング部に備え、通話用マイクも内蔵。音声ガイダンスにも対応する。1.2mのケーブルを接続すれば、ハイレゾ対応ヘッドホンとして使用できる。
h.ear. in Wireless MDR-EX750BTは、操作ボタンや通話用のマイクをネックバンド部に集約したワイヤレスモデルだ。首にかけて使用できるため、イヤホン自体はスリムかつ軽量で、長時間の使用にも最適だ。
本体には「h.ear in」同様に9mmのダイナミックドライバを搭載。付属の1.0mケーブルを接続すれば、ハイレゾ音声の再生にも対応する。
両機種ともにボディカラーは、ビリジアンブルー、シナバーレッド、チャコールブラック、ライムイエロー、ボルドーピンクの5つ。本体カラーに合わせたキャリングケースが付属する。
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