E Inkは、32インチと大型でありながら軽く、画面を曲げることのできる電子ペーパーディスプレイ「Mobius」シリーズの新モデルを発表した。駅などに掲載する広告を置き換える、デジタルサイネージに最適としている。
この電子ペーパーディスプレイは、画面サイズ32インチ、2650×1400ピクセル表示、表示解像度94ppi。重さは150gしかないうえ、柔軟性があるため柱などの曲面に合わせて設置できる。消費電力は液晶ディスプレイ(LCD)に比べ少なく、太陽電池やバッテリによる運用も可能。
E Inkのサイネージ事業部門を率いるHarit Doshi氏は、「この32インチMobiusディスプレイは柔軟かつ軽量、そして消費電力が少ないことで、現在使われている紙やプラスチックによる掲示方法をそのまま置き換えるのに理想的だ。インフラを大幅に変更することなく、顧客サービス改善につながるシステムアップグレードが実施できる」と述べる。
E Inkは、この32インチ電子ペーパーディスプレイを、米国カリフォルニア州サンフランシスコで開催中(米国時間5月24日から26日)の展示会「Display Week」に出展している。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス