ハンドメイドマーケットプレイス「Creema (クリーマ)」を運営するクリーマは5月25日、グロービス・キャピタル・パートナーズをリードインベスターとする、総額11億円の資金調達を実施したと発表した。
Creemaは、全国のクリエーターと生活者が直接作品を売買できるマーケットプレイス。決済のみCreemaが仲介し、ユーザーから入金後、商品が受け渡しされた時点でクリエーターに支払われるため、個人間でも安心して取引できるのが特徴。現在、出店者は6万人にのぼり、240万点ものオリジナル作品が出品されているという。2016年の流通総額は通期で100億円を見込んでいる。
さらに、オンライン上だけでなく、「ハンドメイドインジャパンフェス」の開催や、ルミネ新宿店にて常設ショップ「Creema Store」を運営するなど、Creemaに出店するクリエイターの作品を生活者がリアルの場で購入できる取組みも推進している。
既存株主として、KDDIのコーポレートベンチャーファンド「KDDI Open Innovation Fund」、SMBCベンチャーキャピタル、 クリーマ創業者の丸林耕太郎氏も今回の第三者割当増資に参加。クリーマでは、今回の資金調達を受け、採用・開発・マーケティングの強化をはじめ、新規事業や海外展開を視野に施策を展開する。
ハンドメイド関連市場は8246億円とも推計され、ハンドメイドマーケットプレイス市場は前年比で約250%の拡大を続けている。こうした状況の中、Creemaは前年比で約450%の拡大を遂げている。
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