配車サービス企業Uberが、同社初の自律走行車を公開した。
公開された車は、Fordの「Fusion Hybrid」を使用しており、ピッツバーグの公道を走行する予定だ。センサ、レーダー、レーザースキャナ、高解像度カメラを装備し、地図データを収集するとともに自らの自動運転機能を試験するように設計されていると、Uberはブログ投稿に記している。
「自動運転モードの場合は、訓練を受けた運転者が運転席に座り、運転操作を監視する」と同社は説明している。「実地試験は、自動運転技術の開発に向けたわれわれの取り組みにおいて重要である。この技術が、渋滞の緩和、より手頃な価格で利用しやすい交通手段、自動車事故による死亡者数の大幅な減少につながるとわれわれは考えている」(Uber)
Uberによると、同社の自律走行車に関する取り組みは、まだ非常に初期の段階にあるという。そのため、運転者なしの車両が自宅前に駐車するようなことが近い将来起こるとは思わない方が良い。同社はかろうじて、自律走行に参入した初めての配車サービス企業と主張できるタイミングで、このプロトタイプの公道走行にこぎ付いた。2017年中には、LyftがGMとの提携を拡大し、自律電気自動車「Chevrolet Bolts」の公道走行を開始する計画である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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